Veterans Day(退役軍人の日)がどんな日か、またこの日 について話し合う際に使える英語フレーズを基礎・実践・応用でまとめました!
どんな祝日?
Veterans Day(退役軍人の日) は、アメリカで毎年11月11日に祝われる祝日 です。
この日は、軍に従事したすべての人々(veterans)に感謝を示す日であり、現役を退いた兵士たちの勇気と奉仕(service)をたたえます。
Memorial Dayとの違い
よく混同されますが、Memorial Day(戦没者追悼の日)とは異なります。
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Memorial Day(5月最終月曜日):戦争で亡くなった兵士を追悼する日
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Veterans Day(11月11日):生きている退役軍人を称える日
つまり、Memorial Day が「犠牲になった人々を偲ぶ日」なのに対し、Veterans Day は「今も私たちの社会に生きる退役軍人へ感謝を伝える日」です。
起源と歴史的背景
Veterans Day の起源は 第一次世界大戦の終結 にさかのぼります。
1918年11月11日、連合国とドイツの間で休戦協定(Armistice) が結ばれたことを記念し、この日が「Armistice Day(休戦記念日)」として祝われるようになりました。
第二次世界大戦後、アメリカは「退役軍人すべてに敬意を表す日」として意味を拡大し、1954年に名称を “Veterans Day” に変更しました。
こうして、単なる「戦争の終わりの日」から「すべての軍人をたたえる日」へと変化していきました。
どんな行事があるの?
Veterans Day には、政府機関や学校が休み になる地域もあり、全国各地で パレードや追悼式典 が行われます。
代表的なイベントには、下記が挙げられます。
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ワシントンD.C. の アーリントン国立墓地での式典
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各都市で行われる Veterans Day Parade
また、この日に多くの人が退役軍人に対して
“Thank you for your service.”(ご奉仕ありがとうございます)という言葉をかけることも、アメリカ文化の象徴的な光景です。
現代における意義
Veterans Day は単に軍人を称える日ではなく、平和の尊さや、戦争の影響を考える日 でもあります。
多くのアメリカ人にとって、退役軍人への感謝を通して「国家を支える人々」や「自由の意味」を見つめ直す日となっています。
まとめ
Veterans Day は、戦没者を追悼する Memorial Day とは異なり、今を生きる退役軍人たちへの感謝と尊敬を示す日 です。その背景には、1918年11月11日に訪れた「平和の瞬間」と、戦争を超えて人々が築いてきた歴史への思いが込められています。
今日のフレーズ
- 基礎:What is Veterans Day?
「退役軍人の日って何ですか?」
👉もっともシンプルに話題を始める基本表現。祝日や文化に興味を示すやさしい導入。 - 実践:Veterans Day honors those who served in the military, while Memorial Day remembers those who died in war.
「退役軍人の日は軍で働いた人々をたたえ、メモリアルデーは戦争で亡くなった人々を追悼します。」
👉 アメリカ人との会話でよく出る話題。2つの祝日の違いを説明できる実践的な一文。 - 応用:Veterans Day reminds us to appreciate the people who served and to reflect on the cost of peace.
「退役軍人の日は、軍に奉仕した人々への感謝と、平和の代償について考えるきっかけを与えてくれます。」
👉 感謝と平和の意味まで踏み込んで話せる深い表現。ディスカッションやエッセイにも使える。
Veterans Day は、単に「軍人をたたえる日」ではなく、「平和と奉仕の価値を思い出す日」です。
祝日をきっかけに、アメリカの歴史観や価値観を英語で語る練習をしてみましょう😊