もう音声変化に困らない Part 2 音声変化のいろは(⑤~⑧)

こんばんは、TORAIZ イングリッシュコンサルタントのMAIです!

本日は以前ご紹介いたしました「音声変化」の⑤~⑧と、残り半分をご紹介いたします!
きっと英語の発音強化面で、おさえておいて損のないポイントです。

今後の英会話でもっと会話を弾ませる為にも、今のうちから下記ポイントをおさえて参りましょう。

音声変化⑤:飲み込むT

「飲み込むT」だけ聞くと、何のことかイメージがしづらいかもしれません…。
しかしながら、文字に表してみると、そういうことか…!となりやすいと存じます。

「飲み込むT」とは、”T音が飲み込まれて聞こえなくなる”ことを指しています。
※T音後に母音そしてNがくる場合に発生します。それでは、例を見て参りましょう…!

例:飲み込むT

・button (ボタン)

・Manhattan (地名:マンハッタン)

 

日本語でも、実際に使用する単語な為、カタカナでの発音を意識しやすいかと存じます。
しかしながら、これらの単語は「飲み込むT」のルールが応用できます…!

・button 

・Manhattan

 

オレンジ箇所の部分が「T音後に母音そしてNがくる場合」となります。
したがって、この場合のT音は、「飲み込むT」となります。カタカナで発音を表すとすると下記のようになります ↓

・button →バー(ダ)

・Manhattan→マンハァ(ダ)

 

解説:こちら「バンン」や「マンハッン」表記での記載もあるのですが、上記のように表示をしてみました。
と言いますのも、「飲み込むT」を再現する場合は、下記のように意識いただくことがおすすめです。
・ダを言い切りせずに、「ダン」のようにダとンをくっつけながら=飲み込みながら、発音する。

そうすると、「飲み込むT」の音が再現しやすいです。発音するというよりは、「ダン」のひとかたまりを飲み込む勢いで発話してみてくださいませ…!

音声変化⑥:Nに続くT

「Nに続くT」こちらは端的に言うと、「Nに続くT音は音が消える!」ということです。

例えばですが、我々が日本語でも使う「インターネット」という言葉。
英会話の際に、internetが文字通り「インターネット」として発話されると構えていると、予想外の音が聞こえてくると思います。「インターネット」は「イナネッ」のように聞こえるかと思います。※特にアメリカ英語

それでは、下記にもう少々例を用いて、見て参りましょう…!

例:Nに続くT

・internetやinterview

 

こちら両方日本語でも使うことのある単語です!スペルを見てみましょう。
スペルで、Nの後にT音が続いております…! その為、この場合のT音は聞こえない=消えることが多いです。

その為、新たにカタカナ表記をするとするとこうなるでしょう…!
internet「イナネッ」※上記参照

interview「イナビュー」

コツは出だしから、T音を読まないようにスペルに含まれていないと思いながら、発話することだと存じます。
それでは、少し応用編もみて参りましょう! 下記の二語は、どう発音しますでしょうか。

 

・Isn’t it?

通例通り発話する場合は、「イズント イット」となります。しかしながら、「Nに続くT」を意識すると、こうなるはずです。→「イズニッ」

こちらの音声変化も必要なことは、慣れることとなります。是非、大胆に「Nに続くT」ではT音を消して参りましょう!

音声変化⑦:同化

「同化」だけ見られると、「何かと何かが同化するのだろうか…。」とふわっとしたイメージが生まれるのではないでしょうか。音声変化での同化は、しっかり2つの音が同化をし、1つの音となることを指します。

 

こちらもおさえておいた方が絶対に良い、大切な音声変化のうちの一つです。
というのも、こちらの音声変化をご存知でない場合、英会話中にきっとこうなります…↓
「音が繋がり過ぎていて、何を話しているか分かりにくい!」と。

誰しも始めは、上記のような思いを抱かれたことがあると思います。
それでは、その思いを繰り返さない為にも、「同化」を例を用いて見て参りましょう!

例:同化

同化が起こるフレーズ例①:told you

 

told you→文字通りに読むと、「トールド ユー」となりますが、太字オレンジ文字の、dとyを同化させて発音します。その為、カタカナ表記では「トージュー」となります。
※told youのみならず、よく使う/聞くフレーズとして、”I told you.”がございます。このフレーズごと、「同化」の練習をされるのがおすすめです!

 

同化が起こるフレーズ例②:Can I

 

Can Iこちらも”Can/I”と分けて発音するのではなく、太字オレンジ文字のnとI同化させましょう!
そうすると自然と「キャナイ」の発音となります…!

ご自身が実際に音を「聞こえてきたように再現する」ことがリスニング&スピーキング向上に繋がります。
こちらも臆することなく、音を「同化」させて参りましょう!

音声変化⑧:子音連続

「子音連続」の文字だけで見ると、少々どんな音声変化かイメージしやすいのではないでしょうか…!
「子音連続」とは、子音が連続している際に、1節=1拍のリズムで発話することです。

日本語では、どうしても1語1語を正しく読もうとされると思います。
しかしながら、ここも聞こえてきた音を忠実に真似をする、を意識のもと、下記の例を見て参りましょう!

例:子音連続

まずは、こちらの例から見て参りましょう ↓
strong

 

日本語でも「ストロング」ということがありますので、「ストロング」と読みたくなるところです。
しかしながら、strongのオレンジ太字箇所(tr)は子音連続となります。
その為、思い切って下記のように発音してみてください。

スチョロン(g)
※スチュロンと表記する場合もございますが、私はチョの音に置き換えることが多かったです。

こちらのtr=チュ/チョ音は、様々な単語に応用が出来ます。
是非、trスペルを見かけた際は、チュ/チョ音への置き換えをしていきましょう!

特に代表的な単語は、下記となります。
・try/training/trainer etc…
突然のクイズとはなりますが、こちらの単語はどう発音されますでしょうか。→country

正解は「カントリー」ではなく、「カンチョリー/カンチュリー」となります。
意外と多くの場所に子音連続は存在していますので、是非ともおさえておきたい音声変化のひとつです。

そして、tr音だけでなく、dr音も子音連続発音の例となります。
・drink

↑こちらは「ドリンク」ではなく、drinkのオレンジ太字箇所(dr)を「ジュ」や「ジョ」のように発音します。
その為、drink=「ジュリンク」であったり「ジョリンク」のように発音してみてくださいね…!

まとめ

今回の記事では、音声変化の後半戦(⑤~⑧)をお話いたしました。
全部意識しないといけないことなのかな?と思われるかもしれません…。

しかしながら、こうした音声変化を意識し、忠実に再現することはご自身のスピーキング面やリスニング面などの英語面において、必ず吉となります。スピーキングやリスニングの技能のみならず、発音への改善にも繋がると存じますので、音声変化を取り入れることは非常におすすめです!

また真似る事が大事なのは分かったけど、真似る場所がない…という場合には「シャドーイングバディ」にtryしてみてくださいませ! シャドーイングバディで、音声変化を確認しながら「なりきり音読」にてご自身の発話をコンサルタントに添削してもらいましょう…! 引き続き、皆様の英語学習を応援しております。