「インプット」と「アウトプット」どっちが大事?

こんにちは、TORAIZ イングリッシュコンサルタントのMAIです!
突然ですが、下記の質問を見た際にどのような回答が浮かび上がりますか。

Q. 英語学習において「インプット」と「アウトプット」、どちらの方が大事?

是非、ご自身の直感でお答えくださいませ!

大事なのは?

インプットの方が大事と思う方もいらっしゃれば、アウトプットの方が大事だと思われる方もいらっしゃるでしょう。
結論から申し上げると、英語学習ではインプットとアウトプットの両方が大切です!

TORAIZ顧問教授は理想の比率を、インプット 7、アウトプット 3と提唱しています。
この記事ではインプット学習とアウトプット学習、そしてその点を踏まえ、両学習の両立についてお話していきます。

インプット学習とは

英語学習においてインプット学習と聞くと何を思い浮かばれますでしょうか。

もしかすると日本人の学習は、インプットにフォーカスを置いているかもしれません。
なぜかと言うと、インプット学習は、語彙(単語)の記憶や文法のおさらいなど、知識に関わることや受動的な学習が中心となります。従来の英語の授業で学ぶような内容が、インプット学習となります。

インプット学習はもちろん大切です。蓄えている知識がないと、アウトプットする為の情報やエネルギーがありません。しかしながら、もしインプット学習だけで十分な場合、下記のような状態にすでになっているでしょう。
→学んだインプット学習を通じて、英語を流暢に話せる。

しかしながら、悲しいことにインプット学習だけで、英語を流暢に話せた学習者はきっと数少ないでしょう。

インプット学習の成果を補うために

上記の”インプット学習だけで、英語を流暢に話せた学習者はきっと数少ない”、この状況を打破するために必要なことはアウトプット学習を組み合わせることです。

TORAIZ代表の三木も自身の著書の中で、アウトプット学習の少なさについて言及しています。
(参照:海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる

アウトプット学習の例を次のステップにてお話出来ればと思いますが、是非下記のサイクルを事前にお含みおきいただけると幸いです。
インプット学習で培った内容や知識を、アウトプット学習にて練習

言い方を変えると、基礎知識(基礎スキル)がなく、試合や本番には臨めない、というように捉えていただくと良いと思います。是非、ご自身が今まで挑戦されたスポーツや楽器演奏になぞらえてイメージしてみてください。

こうすると、どちらか一方に偏りすぎることが良くないことであることが分かりやすいかと思います。

アウトプット学習とは

それでは、次はアウトプット学習です。日本語でもアウトプットと聞く機会はあると思いますが、英語学習のアウトプットはどんなことを思い浮かばれますか。

再度TORAIZ代表の三木の著書を用いると、アウトプット学習は下記のように捉えていただくと良いと思います。→「頭の中にある英語を素早く組み合わせて外へ出すこと」
(参照:海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる

「頭の中にある英語を素早く組み合わせて外へ出すこと」を実現させるために有効な学習方法が、やはり実際に英会話をすることになると思います。

その為、英会話レッスンはアウトプット学習の代表例になります。
しかしながら、お仕事先でのやり取りやご友人と実際に英会話をする機会もアウトプット学習に繋がります。

アウトプット学習の効果を高める方法

アウトプット学習も、いきなり「英語を話そう!」と準備なくしては出来ません。
インプット学習にアウトプット学習が必要だったように、逆もしかりです。

インプット学習で学んだ知識を活かし練習する為に、アウトプットをしていきます。
その為、インプット学習中も、アウトプットに繋げられるような学習を意識いただくことがおすすめです。

例えばですが、以下は実際にコンサルタントだった私が、英語専攻をしていた学生時代、そして今も意識をしている内容となります。

アウトプット学習の例

・英語で読み物をしている時、知らない単語を調べる→意味を読み物上に記載する

→こうすることで、読み物内の文章の意味が分かります。
しかし、ここだけで学習を終えてしまうのはもったいないです。

英語で読み物をしてる時、非常に多くの単語の意味を調べることになると思います。その中で、例えばですが比較的短めの単語や、何度も調べた単語などを自分のスマートフォンのメモ機能を使い、書き出します。

書き出すだけでなく、「この単語を使うとしたらこういう状況だろうか」と考えます。また、その単語を使う為に実際にSNSなどの投稿や、日記を英文で書いて文章に落とし込む機会を作ります。
こうすることで、「知っている単語」を「使える単語」に変えていきます。

上記はリーディングやライティングの例になっていましたが、実際に英会話時も同様の取り組みが出来ます。例えばですが、「こういう風に伝えたい、最近この単語を調べた!」という場合は、下記のように行動すると良いかも知れません。
→聞き手側に少し待ってもらうように伝え、使いたい単語メモを確認し伝える。

その単語が状況に的中していると、きっと会話も更に弾むと思います。

インプットとアウトプットの両立のために

上記にて、インプット学習、そしてアウトプット学習についてお話をしてきました。

恐らく私たちが「独学」という言葉を聞いた際にイメージするのは、インプット学習かと思います。
まずは言語の仕組み、単語や文法などを理解し覚えるイメージを持つでしょう。
しかしながら、冒頭でお話した通り英語学習ではインプット 7、アウトプット 3の比率が理想です。

もし、お仕事や普段の生活で英語を話す機会が多いという場合は、アウトプットの機会が確保できていると思います。英会話スクールに別途通われている場合も同様です。

そこで次に、インプット学習を補うとなった際に、おすすめの学習方法が「シャドーイング」となります。(私は卒業される受講生様にも、シャドーイング学習の継続を強くおすすめしておりました。)

シャドーイングが叶えること

なぜ、シャドーイング学習をおすすめしていたかと言うと、シャドーイングはリスニング力向上の効果が期待できる学習方法です。

しかしながら、ただ聞いているだけの学習ではなく、意味を理解した上で発話を真似るという工程が入っているので、英語を話す際の口の筋肉のエクササイズにも繋がっています。
※こちらは別記事でも触れた点になります。よろしければ、別記事のご参照もお願いいたします。
(参照記事:シャドーイングをすると困らなくなること?

リスニングのみならず、スピーキング面でも効果が期待できるシャドーイング学習。
是非、インプットそしてアウトプット学習のバランスを取る為に、ご検討いただけますと幸いです!

まとめ

本日は、英語学習においてのインプットとアウトプット学習についてお話しました。

結論をまとめますと、どちらの方が大事などではなく、両方大事な学習です。
そして、学習のおすすめの比率が、インプット 7、アウトプット 3となります。

自己学習をすでにされていらっしゃる場合は、上記比率を目安にいただくこともおすすめです。
自己学習を開始されていらっしゃらない場合は、学習のきっかけとしてシャドーイングバディをご検討いただけますと幸いです。

日々の課題と添削にて、モチベーションを維持しつつ、インプット、そしてアウトプット学習のバランスを取って参りましょう!それでは、また次回記事でお会いいたしましょう。