こんにちは、TORAIZ イングリッシュコンサルタントのAoiです!
「英語の会議に参加することになったけれど、自分の英語が伝わるか不安…」「質問されたらどうしよう」「聞き取れなかったら?」
英語会議は、英語学習者の多くの方々が最も緊張するシーンのひとつです。
事前に「よく使う表現」をいくつか覚えておくだけで、会議での不安はぐっと軽くなります。この記事では、初心者の方がそのまま会議で使える英語フレーズを、シーン別にまとめてご紹介します。
英語会議の場面別フレーズ集
会議の冒頭に使えるフレーズ
・Good morning, everyone. Nice to meet you all.
皆さん、おはようございます。お会いできてうれしいです。・I’m happy to join today’s meeting.
今日の会議に参加できてうれしいです。・Let me briefly introduce myself.
簡単に自己紹介させてください。・English isn’t my first language, but I’ll do my best.
英語は第一言語ではありませんが、がんばります。・Before we begin, may I confirm today’s agenda?
始める前に、今日のアジェンダを確認してもよろしいでしょうか?・Let’s go over the agenda for today.
今日の議題を確認しましょう。
相づち・確認したいとき
自分の意見を述べるとき
質問したいとき
わからなかったとき・困ったとき
会議の終わりに使えるフレーズ
英語会議で不安を感じる理由とは?
ここまで場面別フレーズを学びましたが、英語会議で多くの英語学習者が不安を感じるのは、「聞き取れない」「うまく言えない」という2つの壁があるからです。特に初心者の方の場合、ネイティブスピーカーのスピードや、話の展開についていけずに黙ってしまうことも少なくありません。
会議で発言するには、相手の話を理解する「リスニング力」も重要です。おすすめのリスニング力向上のためのトレーニングは、シャドーイング。ネイティブの英語音声を聞きながら、少し遅れて真似して話すことで、耳と口が同時に鍛えられます。続けていくと、「聞き取れた!」という実感が少しずつ増えていきます。
英語会議で「聞ける」を実感するための効果的な学習法とマインドセットに関しては、こちらの記事をご覧ください↓
こんにちは、TORAIZ イングリッシュコンサルタントのAoiです! 英語の会議で「発言内容が聞き取れない」「まわりは理解しているのに自分だけが置いて行かれている!」 そんな不安や危機感を抱えている英語学習者の方は多いのではないでし[…]
初心者でも発言できる!3つの心構え
使い慣れたフレーズを準備しておく
英語会議でとっさに言葉が出てこないのは、「使い慣れていない」ことが原因です。事前に自分の中で“使う定番フレーズ”を決めておくことで、焦らずに発言できるようになります。
たとえば、本記事の前半に登場した確認するときに使えるフレーズ”Just to clarify, do you mean that…?”は以下のようなフレーズを複数準備しておくと、とっさの時に便利です。
・Just to clarify, the meeting is on Friday?
確認ですが、会議は金曜ですか?・Just to clarify, do you mean I should send the report by the end of today?
念のため確認ですが、今日中にレポートを送るべきということですか?・Just to clarify, do you mean I’m expected to give the presentation?
確認ですが、私がプレゼンを担当するということですか?・Just to clarify, do you mean she’s not attending the meeting at all?
確認したいのですが、彼女は会議に全く参加しないということですか?
短いセンテンスで伝えることを意識する
英語で話すとき、「完璧に話さなきゃ」と思ってしまい、文章が長くなりすぎてしまうと、かえって言いたいことが伝わらなくなることもあります。ポイントは1~2文で区切って話すことです。
たとえば、こんな風に長めの英語を:
I agree with the overall direction of the proposal, and I think we should move forward with this plan unless anyone has objections.
この提案の全体的な方針には賛成ですし、誰も異議がなければこの計画で進めるべきだと思います。
👇 わかりやすく区切ると:
-
I agree with the overall direction.
→ 全体の方針には賛成です。 -
Let’s proceed with this plan.
→ この計画で進めましょう。
I’m not sure about the timeline we discussed earlier, and I think we might need to extend the deadline by a few days.
先ほど話し合ったスケジュールについて確信が持てません。締切を数日延ばす必要があるかもしれません。
👇 わかりやすく区切ると:
-
I’m not sure about the timeline.
→ スケジュールに少し不安があります。 -
Could we extend the deadline?
→ 締切を延ばすことは可能ですか?
I checked all the data from last month, and overall the numbers seem to be consistent across the board.
先月のすべてのデータを確認しましたが、全体的に数値は一貫しているようです。
👇 わかりやすく区切ると:
-
I checked the data.
→ データを確認しました。 -
The numbers look consistent.
→ 数値は一貫しています。
このように、長い英語を意識的に短く区切ることで、聞き手にも伝わりやすく、自分の中でも思考が整理されます。
分からない時には聞き返す
会議中、話の一部が聞き取れなかったり、内容に自信が持てなかったりすることは、誰にでもあります。そんなときに大切なのは、その場で遠慮せずにしっかりと確認する勇気を持つことです。
前半でご紹介したように、下記のフレーズは、まさに「聞き返す」場面で役立ちます。
・Just to clarify, do you mean that…?
確認ですが、つまり…ということですか?・Could you say that again, please?
もう一度言っていただけますか?・Could you explain that a bit more?
もう少し詳しく説明していただけますか?・So, if I understand correctly, you’re saying that…
私の理解が正しければ、〜ということですか?
たとえば、聞き返す場面ではこのようなやり取りがあります:
A:So the launch is scheduled for Q3, not Q2.
ローンチは第2四半期ではなく、第3四半期に予定されています。
B:Sorry, could you say that again?Did you say Q3?
すみません、もう一度言っていただけますか? Q3と言いましたか?A:We’ll need all hands on deck for the next two weeks.
今後2週間は全員の協力が必要です。
B:Could you explain what you mean by “all hands on deck”?
「※all hands on deck」はどういう意味ですか?※all hands on deck=全員参加、総動員
このように自分が正しく理解できているかどうかを確認する習慣は、英語力だけでなく、ビジネスパーソンとしての信頼にもつながります。「適当にうなずいて流さない」「自分の理解をきちんと確認する」といった姿勢は、相手からの評価や安心感にもつながるのです。
まとめ:フレーズを味方につければ、会議は怖くない
英語会議で求められるのは、ネイティブのようなきれいな英語ではありません。長文でスラスラと話すことが求められているというわけでもありません。
伝えようとする姿勢と、基本的な表現力があれば、初心者でも安心して参加できます。
まずは今回紹介した中から、3つだけでも覚えて、声に出して練習してみましょう。積み重ねが、きっと自信になるはずです。
皆さまの毎日の英語学習を応援しています!